しろげワーク

人生万事大丈夫!

カテゴリ:吹く風ねっと > 詩風録


それは頭のすぐ上を飛んでいる、
だけどぼくの手はそこに届かない
それは小さく光る粒の隊列だ
だけどぼくの目は見失ってしまう
それは大きくもあり小さくもある、
だけどぼくの知能は理解できない 

未開な生物であるぼくは
それをどこまでも追いかけていく
そして坂道で追いつこうとした時
それは忽然と消えていった


目の細かい網戸の中に
映る画像をぼくらは
現実だと思っている
あの街もあの人も
この街もこの人も
みんなみんな
現実だと思っている
だけどちがうんだな
電気がないと
あの街もあの人も
この街もこの人も
やって来ないんだから

目が覚めて窓の外を見ると
嬉しくなるような日射しが
少し早い春を包んでいます

とってもいい一日なんだと
甲高い声を張り上げて
公園の鳥が朝を歌っています

普段はうるさい建設現場の
鉄骨を組んでいる音でさえ
今朝はなぜか心地よいのです

外は暖かいのか寒いのか
きっと暖かいに違いないけど
まだまだぼくは出たくないのです

売り出しの日のスーパーに行くと
駐車場所を探すのにひと苦労する。
原因を作っているのが軽自動車だ。
店側は軽自動車のため専用の枠を
いくつも用意しているのに軽側は
普通車用の駐車枠に止めてしまう。
普通車は軽枠に止められないので
ウロウロウロウロしてしまうのだ。
軽の方少し考えて止めて下さいよ。

四十代頃までは牛乳が好きで
いつも口にしていたんだけど
五十代にさしかかった頃から
おなかをこわすようになって
以来余り口にしてないのです。

基本的には牛乳の味が好きで
時々チャレンジはしてみるが
おなかのゴロゴロが怖くなり
少し口に含んではやめている。

動脈硬化、骨粗しょう症等々
カルシウムの不足が気になる
そんな日々に牛乳が飲めない
どうにかしないといけないな。

今日も黒いズボンをはき
黒いスニーカーをはいて
2キロ程の道のりを歩き
20分程で会社に着いた
それから1時間程たって
用を足しにトイレに行く
あっようやく気がついた
ファスナーが開いていた
誰にも気づかれなかった
─────んだろうか?

休日の夕方、家の近くの川べりを歩いていた。
ぼくと同じように歩いている人も結構いた。
ところが、前を行く人、後ろから来る人、
すれ違う人、そのほとんどが、
犬の散歩、犬の散歩、犬の散歩だ。
さて、この辺は団地しかないのだが、
どこからやって来た人たちなんだろう。

川道を歩いていてふと思った。
バッタも雀も白サギもネコも
ここに集う様々な動物たちは
みんな前を向いて進んでいる。
いや動物たちだけではなくて
ここの道沿いに咲く花だって
この川を流れて行く水だって
みんな前を向いて進んでいる。

ある人との会話の記憶をたどる時
さりげないひと言の中にその人が
人生を左右する程の大きな意味を
込めていたのに気づくことがある。
もしその時に意味を捉えていたら
違う道を歩んでいたかも知れない。

出会った頃から感じていたことだけど、
ぼくたちは恋愛とか友情とかではなく、
もっと心の深いところで繋がっている、
そういう気がしてならなかったのです。
あなたがあの人と付き合っていた時も、
あなたが結婚したのを伝え聞いた時も、
それゆえに容認できたのだと思います。
きっとこの関係は続いて行くでしょう。
だからあなたがぼくを嫌ったとしても、
ぼくに対し嫌な態度を取ったとしても、
おそらくぼくは傷つかないと思います。
なぜならあなたは特別な人なのだから。

公園のセミが大合唱している。
今この時とばかり鳴いている。
その必死さが暑さを予感させ、
予感に心と身体が反応をして、
「暑い、暑い」を引き寄せる。

ならば耳を塞いでこの合唱を、
聞かなければいいだけの話で、
ついでに「暑い」と口にせず、
好きなことだけ考えていれば、
異常な暑さもしのげるだろう。

このページのトップヘ