3月3日。朝、前日買った木酢液のスプレーをベランダ中に撒いておく。その効果があったのか、翌日4日も、鳩は来てない様子。しかしまだ油断は出来ない。部屋から1メートルも離れてない場所に、病原菌を持った生き物がいる。それって嫌でしょう。どうにかして、それを阻止しないと。

 さて、追っ払っても追っ払っても、何事もなかったような顔をして舞い戻ってくるつがいの鳩を見て、かつて読んだ、つげ義春さんのマンガ『李さん一家』を思い出す。
 引越して来た主人公の家に、しばしば見知らぬ人が迷い込んで来るようになり、そのうちその人の一家が主人公の家の二階に住みついてしまう。という話だ。
 つげさんのマンガには迷惑がっているような描写はないが、鳩が住みつくのでさえ迷惑なのだから、かなり迷惑に違いない。
 その物語の最後はこうなっている
「(僕の優雅な生活におし入って来た/この奇妙な一家がそれからどこに行ったかというと)実はまだ二階にいるのです」
 ぼくの家の場合だと
「実はまだベランダにいるのです」となるか。